日语文章:07回顧・日本 国民の「信頼」が揺らいだ1年
来源:优易学  2011-12-25 11:46:38   【优易学:中国教育考试门户网】   资料下载   外语书店

 何を、誰を、信用したらよいのか分からない。読者が選んだ本紙の「日本10大ニュース」からは、そんな不信と不安の1年だったことが浮かび上がる。

 秋篠宮妃紀子さまの男子ご出産を筆頭に、明るい話題がトップ3を占めた昨年とは、対照的な年となった。

 日本漢字能力検定協会が「今年の漢字」に選んだのは、「偽」だった。多くの人に共通した思いだったのだろう。

 本紙でも、「『不二家』が洋菓子販売休止、老舗『赤福』など偽装相次ぐ」が2位となった。

 ◆「食」以外にも不信◆

 北海道みやげの定番だったチョコレート菓子「白い恋人」を製造・販売していた「石屋製菓」、高級料亭「吉兆」グループの「船場吉兆」……。実績や伝統のあるブランドの信頼が次々に崩れた。

 偽りは、食品ばかりではない。

 「『年金記録漏れ』5000万件判明」(3位)は、社会保険庁のずさんな記録管理が招いた結果だ。年金の記録はあるのに、誰のものか分からない。保険料を着服していた職員もいた。国民に対する重大な背信行為である。

 年金記録問題が要因の一つとなって、自民党は参院選で歴史的な惨敗を喫し、民主党が第1党となった(4位)。衆院は与党、参院は野党が多数を占める「ねじれ国会」を生んだ。

 その結果、「安倍首相が突然の退陣、後継に福田首相」(1位)という事態になった。退陣表明は、国会で所信表明演説をした2日後、各党の代表質問がまさに始まる直前のタイミングとあって、多くの国民が驚いたのも当然だろう。

 年金記録問題とともに、自民惨敗、首相退陣のもう一つの引き金となったのが、「政治とカネ」の問題だ。

 政治団体の不透明な事務所費などの問題で追及を受けていた松岡利勝農相(当時)は、説明責任を果たさないまま自殺した(7位)。

 後任の農相も、赤城徳彦氏が事務所費問題で更迭され、遠藤武彦氏は自身が組合長だった農業共済組合の補助金不正受給問題で辞任を余儀なくされた。赤城氏は当初、顔に絆創膏(ばんそうこう)を張った理由すら口をつぐんだ。その姿が自民党惨敗へのとどめを刺したという声もあった。

 「宮崎知事にそのまんま東氏」(8位)が選ばれたのも、前知事が談合・収賄事件に関与し、逮捕前に辞職したためだった。トップ10に政治関連ニュースが4件も並ぶのは異例だ。

 説明責任を果たさなかったり、虚偽の説明をしたりしていたのは、政治家だけではなかった。

 ◆官僚や力士も不祥事◆

 過剰なゴルフ接待を受けていた守屋武昌・前防衛次官が、収賄容疑で逮捕された(5位)。国会の証人喚問では「毎回1万円を払っていた」と証言していたが、実はそれも払っていなかった。横綱の朝青龍は、体の故障を理由に夏巡業の休場を届け出ながら、母国・モンゴルでサッカーに興じていたことが判明、2場所出場停止の処分を受けた(9位)。

 大相撲では、時津風部屋で力士が急死し、当初は「通常のけいこだった」としていた当時の親方が、ビール瓶で殴ったり、倒れる直前に30分間もぶつかり合うけいこをさせたりしていたことが明らかになり、解雇された(17位)。

 自然も猛威を振るった。

 いずれも震度6強を記録した3月の能登半島地震では1人が死亡(15位)、7月の新潟県中越沖地震では関連死も含め15人が犠牲になった(6位)。8月には猛暑が各地を襲い、岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で気温40・9度を観測、74年ぶりに史上最高を更新した(13位)。

 残念ながら、気分の沈む出来事の多かった1年の締めくくりは、長崎県佐世保市で起きた散弾銃乱射事件となった。

 ただ、悲観するニュースばかりでもない。「中日53年ぶり日本一」(12位)、「巨人5年ぶり31度目リーグ優勝」(18位)、「松坂、岡島両投手がRソックスのWシリーズ制覇に貢献」(19位)が、20位以内に入った。

 ◆北京五輪の「金」に期待◆

 10大ニュースの募集開始後に、来年の北京五輪への出場を決めた野球の「星野JAPAN」も、50位に入った。野球人気はまだまだ健在だ。

 日本は、公開競技だった1984年のロサンゼルス五輪では優勝したものの、正式競技になって以降は金メダルに届いていない。「これからも夢を与え、感動を与えていこうと思います」。星野仙一監督が台湾に勝って北京五輪出場を決めた際、語った言葉である。

 野球は、ソフトボールとともに、2012年のロンドン五輪では実施競技から外され、その後の復活は不透明だ。ぜひ悲願達成を願いたい。

 前回のアテネ五輪で、日本は史上最多タイの16もの金メダルを獲得した。五輪という大舞台で日本選手が体格に勝る外国の選手に伍(ご)して活躍する姿は、国民を勇気づける。メダル・ラッシュになれば日本中が沸き上がるだろう。

 まもなく新年だ。久しぶりに届く知人からの便りはうれしい。「民営郵政」がスタート(10位)したが、民営化したから誤配が増えたなどと言われないよう、年賀状の配達は正確を期してほしい。

 来年は明るく、活気のあるニュースであふれる1年であってほしいものだ。

责任编辑:虫虫

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