動詞:[ます]形+ 得る
得ない
【会話】
百恵:ねえねえ、山田さんが昨夜UFOを見たって言ってたわよ。
李:あり得ないよ。でも、嘘を付く男じゃないから、あいつの目の錯覚だろう。
百恵:まるっきしロマンがないんだから。この広い宇宙のどこかに宇宙人がいることだってあり得るわよ。
【解説】
「~得る/~得ない」は可能表現の一種で、一般動詞につくときは可能形「~られる/~られない」と意味はあまり変わりません。しかし、「話し得る」は状況から判断して「~話せる可能性がある」が本来の意味なので、単に能力を言うだけの「彼は英語が話せる」を「彼は英語が話し得る」とは言えません。
また、「~得る/~得ない」は可能形が作れない「ある・できる」などの状態動詞や無意志性の自動詞について、「あり得る/あり得ない」「起こり得る/起こり得ない」のように「~する可能性がある/ない」ことを表します。
あり得る(=存在する可能性がある/×あれる)
できうる(=できる可能性がある/×できれる)
【例文】
1.人類が火星に移住するってことは、近い将来、起こり得ることだ。
2.私ができ得る限りのことは、喜んでいたしましょう。
3.これが今選択し得る最良の方法ではないでしょうか。
4.申し訳ないが、まだ公表し得る段階ではないので、あしからず。
5.彼ほどの財力があれば、なし得ないものはないと言っていいだろう。
【例題】
1)考え(得る/兼ねる)限りの手は尽くし(ておいた/てみた)が、もはや倒産を免れる道は(絶った/絶たれた)。
2)あなたの主張は支離滅裂で、私()は到底(納得する→)(得る→)。
【前課の解答】
1)している/に/うっかり(不注意は「うっかり」)
2)いたし(→文型044)/の/に(「うちに」と「うちは」の違いに注意)
责任编辑:sealion1986