【例文】
1.軍人である上は、戦場での上官の命令は絶対である。
2.日本に留学した上は、一日も早く日本の生活に慣れることだね。
3.君の協力が得られない上は、この計画は諦めるしかない。
4.ここまで証拠が揃った上は、包み隠さず、素直に話した方が刑も軽くなるぞ。
5.選挙民に公約した上は、政治家たるものに二言があってはならない。
【例題】
1) 日本代表に(選んだ/選ばれた)(上は/上に)、皆様の御期待に添う(べく/べき)全力を尽くします。
2) たとえ不満で(ある→ )と、多数決で(決まる→ )上( )、それに従うのが民主主義だ。
【前課の解答】
・ 上に/ので/ばかりか
・ に/に/で(「上に」と「上で」の違いに注意)
016 *~うちに/*~ないうちに
名詞 : の + うちに
動詞 : 普通形 (一般動詞は「ている」) うち(が/は)
形容詞:<イ形:ーい・ーくない>
<ナ形:ーな・ーでない>
【会話】
真理:さあさあ遠慮しないで、冷めないうちに召し上がれ。でも、お口に合うかしら?
佐藤:真理さんの手料理なら、冷めてもおいしいですよ。
真理: まあ、佐藤さんったらお上手ね!どんどんお代わりしてね。
佐藤:うまい!お袋の味を思い出しましたよ。
【解説】
「~うちに」は「~の状態の間に ~する」という意味を表す表現で、「~間(あいだ)に」(→文型002)とほぼ同義表現ですが、状態変化に関心をおいたのが「~うちに」で、時間を問題にしたのが「~間に」です。
どちらも動作・状態が継続中に発生したことを表すので、状態動詞(ある・いる・できる・わかる・要る)を除いて、「~ている」形か「~ない」形に接続します。また、時間だけを問題にするのであれば、「~ないうちに」は「~する前に」に置き換えることができます。
あなたが寝ている(×寝る)うちに、地震があったんですよ。
子供が帰らないうちに(≒ 子供が帰る前に)、掃除する。
なお、「~うちに」<事態完了>と「~うちは」<事態継続>の関係は「~間に」と「~間は」と同じです。→例題1)2)
【例文】
1.鉄は熱いうちに打て。
2.あの先生の授業は退屈で、聞いているうちに、いつも眠くなる。
3.生きてるうちが花なのさ。死んで花実が咲くものか。
4.あ、もう五時ですね。暗くならないうちに帰りましょう。
5.そうそう、忘れないうちに話しておこう。実は・・・
【例題】
1) うとうと(する/している)うち(に/は)、(つい/うっかり)畳にタバコの火を落として焦がしてしまった。
2) この件につきましては、この場での即答は(いたす→ )兼ねますので、一旦会社に持ち帰り、上司と相談の上、一両日( )うち( )御連絡申し上げたいと思います。
【前課の解答】
1) 選ばれた(受身形)/上は/べく(→文型382/→文型385)
2) あろう(未然形+と:→文型437)/決まった/は
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