オリンピック史上最もお金をかけたといわれる開会式に北京中の市民が酔いしれました。
天安門広場には、オリンピックの開幕を祝い市内各所で打ち上げられる花火を見ようと多くの市民が集まりました。
また、繁華街に設置された巨大なスクリーンの前にも市民が集まり、迫力ある開会式の映像に酔いしれました。その裏で、華やかな会場からおよそ２０キロ離れた北京市郊外では・・・。
ＪＮＮのカメラがとらえた「人工降雨」の高射砲が発射される瞬間の映像です。開会式が行われているまさにその時、およそ４０発が雨雲に向けて打ち込まれました。
中国では、これまでにも国家行事などにあわせて、たびたび雨雲に化学物質が打ち込まれてきました。今回、効果があったのかははっきりしませんが、会場では心配されていた夕立に遭うこともなく、開会式は無事終了しました。
３０分以上予定をオーバーして４時間以上にわたって行われた開会式が終わりました。中にいた皆さんが出てきたんですけれども、興奮冷めやらぬ様子です。
「我が国の長く素晴らしい歴史を表現した。大成功です」（中国市民）
一方、フランスのパリでは、開幕の瞬間から座り込みが始まっています。抗議デモはチベット問題の解決などを求めたもので、およそ３００人が中国大使館近くで座り込みを行いました。
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