ガソリンの暫定税率の復活で値上げが急ピッチで進んでいます。１日時点のガソリンの全国平均の小売価格は、１５３円にまで上がりこれまでの最高値に近づいています。
経済産業省が１日実施した緊急調査によりますと、レギュラーガソリンの全国平均の小売価格は１５３．４円まで跳ね上がりました。暫定税率がかけられていなかった先月２８日と比べ、２２．８円と一気に上昇した形です。暫定税率がかけられていた３月末の水準も超えました。
「スタンドで売るものがなくなったところも一部であり、そういうところは暫定税率込みの仕入れをしている可能性もあります」（出光興産 松井憲一 常務）
暫定税率がかからず安売りしてきた在庫が先月末に急速に減ったことから、値上げのペースが早くなったとみられます。
石油元売り各社は暫定税率の分とは別に原油価格の高騰に伴い、３．７円から７円卸価格を引き上げていて、ガソリンの価格は調査を開始して以来の最高値である１５５．５円を更新しそうな勢いです。
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