日本语能力测试一级阅读(十)
来源:优易学  2008-4-24 16:59:56   【优易学:中国教育考试门户网】   资料下载   外语书店
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  ひろいものの話

  むかし、むかし、ひとつお寺があって和尚さんと小僧さんが住んでいました。

  ある日のこと。

  和尚さんは馬にのって、すこしとおくの家へ、お経をよみにでかけました。

  そのとき小僧さんは、あるいてついていきました。すると、道のうえに、さいふがおちていました。ずいぶんおかねのはいっていそうなさいふです。

  「あ、いいもの、みつけた。」

  小僧さんは、よろこんで、ひろいかけました。

  それをみて、馬のうえから、和尚さんがしかりました。

  「小僧、小僧、ひろっちゃいかん。ほとけさまにつかえる人間は、そういう物をみても、みないふりをしていなければいけない。道におちてるさいふをひろうなんて、いちばんわるいことだぞ。」

  小僧さんは、すなおに、

  「は——い。」とこたえましたが、惜しくてたまらないので、うしろをみいみい、あるいていきました。

  そのうちに、つよい風がふいてきました。

  和尚さんのずきん(头巾)が、フワーッととんで、道のうえにおちました。

  でも、小僧さんは、物をみてもみないふりをしろといわれたものですから、知らん顔をしておりました。

  やがて、お経をよむ家につきました。

  和尚さんは、やっと、ずきんがなくなったのに気がついて。

  「小僧、小僧。わしのずきんを知らないか。」とききました。

  「はい、知っていますよ。風にふきとばされて、道におっこちたんです。だけど、和尚さんが、物をみてもみないふりをしろとおっしゃったので、わざとだまっていました。」

  和尚さんは、たいへんおこって、また、しかりつけました。

  「ばかっ、みてもみないふりをしろといったのは、はじめから道におちている物のことだ。わしが馬にのってるとき馬からおちるものは、みんなわしのものだ。それは、なんでも、ひろわなくちゃいけない。」小僧さんは、また、すなおに、「よくわかりました。こんどっから、きをつけます。」

  といったので、和尚さんも、きげんをなおしました。

  お経がすむと、おみやげなどをもらって、かえりみち(归途)につきました。

  和尚さんは、やっぱり、パカパカと馬にのっていきます。小僧さんは、やっぱり、テクテクとあるいていきます。

  でも、こんどは、小僧さん、気が気ではありません。おみやげがおっこちないか、和尚さんのぞうり(草鞋,草履)がおっこちないかと、しんぱいしいしい、あるいていきました。そいしたら、馬が、フン(粪,尿)をひりだしました。

  「あれ、あれ、たいへん。馬から、物がおっこちる。」

  小僧さんは、あわてて、あたまにかむっていたすげがさをとると、そのなかに、馬のフンを、すっかりうけました。

  そして、両手で、たかくさしあげて、

  「和尚さま、和尚さま。いま、こんなにたくさん馬からおちてきました。これも、みんな、和尚さまのものでございます。」と大きな声でいいました。

  注釈1、ひろっちゃいかん=ひろってはいけない。意思是“不能拣”

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责任编辑:虫虫

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